F1速報

  • 会員登録
  • ログイン



【レースの焦点】スタートで“奪われたポジション”を取り戻したベッテル/F1ブラジルGP

2017年11月14日

 予選終了直後、2位、3位のタイムを記録したフェラーリの2台は、ピットレーンに入らず、ホームストレート上で停止して途方に暮れているように見えた。思わずクスッと笑ってしまうようなシーンで、微笑ましくもあったけれど……。

XPB Images

 予選開始の2時間近く前、12時10分にはレースディレクターから全チームに向けて「ここ数戦のケースとは異なり、予選トップ3のインタビューは“パルクフェルメエリアでマシンを降りた直後に”行います」と通達があり「チェッカーを受けた後、トップ3のマシンはピットレーンに入り、通常どおりパルクフェルメエリアに停止してください」等々、詳しい説明がなされていた。

 フェラーリはこのNote to Teamsを見過ごしていたか、ドライバーへの伝達がどこかで抜け落ちていたのだろう。

 些細なことではあるけれど、いまのフェラーリの現実が垣間見えたシーンだった。Note to Teamsはグランプリ現場での連絡事項で、そこにはセーフティカーライン間で守るべきタイムや、天気予報によってインターミディエイトタイヤの使用が1セット追加されるなど、走行に直接かかわる要件も含まれる。各チームでは、必要な人員全員に、それを確実に伝達するプロセスが確立されているはずなのだ。

 単純なミスは、ドライバーにとって笑えるものではなかったはず。小さな綻びでもレースを失うことがあると何度か体験してきた今シーズン。チームの士気を保ち、2018年に向かって上昇する気流を生み出すため“引き締めなければならない”という責任を、いっそう重く感じていたに違いない。

XPB Images

 ブラジルGPは、そんなふたりが完璧に走り、ベストを尽くしてマシンの力を最大限に引き出したレースだった。予選Q3でバルテリ・ボッタスにポールポジションを奪われたセバスチャン・ベッテルは、ターン1までの短い加速でボッタスのイン側に並び、“奪われたポジション”を取り戻した。

 そしてメルセデスがアンダーカットをしかけた直後の28周目、チームは2.1秒の静止時間でタイヤ交換を行い、ベッテルの首位を守った。

「僕らのペースはほとんど同じだったし、タフなレースだった。週末を通してメルセデスはストレート速度で勝っていて、セクター1とセクター3では間隔を詰めてきた。バルテリが迫ってくる様子をミラーで見ながら走るのは、本当に厳しかったね。引き離そうとしても引き離せなかった」





レース

4/19(金) フリー走行 12:30〜13:30
スプリント予選 16:30〜17:14
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第5戦中国GP 4/21
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.3 第2戦サウジアラビアGP&第3戦オーストラリアGP